先週は、約10年ぶりにインドを訪問しました。訪問したベンガルール(旧バンガロール、2014年に改称)に至ってはほぼ15年ぶりと思います。ベンガルールはムンバイ、デリーに次ぐインド第3の都市でグーグル、マイクロソフト、インテル等IT企業や日本企業ではトヨタ、ソニー、ホンダなどが進出しているといるというハイテク都市です。標高約1000mのため、デリーほど熱くなく、ムンバイほど蒸さないというインドでは気候の良い所です。今回は、久しぶりに訪問したインドのことを少しお話します。
ベンガルールへはJL直行便もありますが、曜日に制約があるので、今回はバンコク経由となりました。Sai10にとってバンコク経由は初めてです。以前はSQ(Singapore Airline)を利用してのシンガポール経由が主でした。エコノミークラスのディスカウントチケット利用し、Star AllianceのGold Statusを得られたのが最大の成果?でした。
インド訪問のための準備(eVISA)
インド入国にはVISAが必要です。かつては、VISA取得のため、訪問先のInvitation Letterを準備し、10日間くらいパスポートを預ける必要がありました。今はeVISAというWeb申請が可能で、3日程度でVISAを獲得できます。電子データの写真(JPEG形式。背景色、顔の大きさ等制限は多い)、パスポートと名刺のPDFファイルを準備して手数料25ドルを支払えば取得できます。Sai10は添付した電子データや支払等の確認に少し手間取り、eVISA取得が出発前日の23時とぎりぎりでしたが、便利になりました。
深夜にインド到着
だいたいインドには深夜に到着します(インドと日本では3.5時間のTime Differenceがあります)。Immigration時に顔写真撮影や指紋を取られることはUSと変わりません。
空港の出口は大勢の迎えの方々でごった返しています。無事にホテルのスタッフと会え、空港からホテルまでホテルに手配してもらったタクシーで1時間以上かけてホテルへ移動します。当然、チェックインも深夜遅くになります。ホテル建屋に入るためには空港の荷物検査ほど厳しくはありません(アラームは常に鳴ります)が、同様なX線検査があります。これは10年前と変わっていませんでした。
訪問先での打ち合わせと工場見学
インドの仕事開始時刻は9:00です。持ち込むノートパソコンの機種・製造番号を受付で申告します。かつては携帯電話(当時はスマホはない)のカメラ部分に撮影防止のシールを貼らされましたが、今回はそこまでの要求はありませんでした。Office始業時間は9:00ですが、9:00出社者はゼロに近いです。その代わり帰社時刻は20:00-21:00頃と遅いです。どおりで、インドのレストランは22:00頃でも小学生が家族と普通に元気に食事しています。インド人というとターバンを巻いた人を思い出すかもしれませんが、ベンガルールでは誰一人いませんでした。
インド人の英語は語尾が上がり、基本的に早口です。はっきりと自分の主張をします。筋が通った話はきちんと理解します。論理的な議論に数値の裏付け重要です。もっとも今回は先方から数字で示されないImaged tendencyのような例も多数示されましたが。。。
訪問先の製造ラインを見学する機会を得ました。組立と検査が主作業ですので、判りやすい工程です。Mail Lineは一つ。部品棚やSub-Assembly LineがMain Lineに両側に設置されていてコンパクトです。10程度の各工程の実時間、サイクルタイム等が計測されていて律速工程がどこかが明確になっています。製造時間短縮計画は律速工程だけに設定され、Line内に掲示されています。
楽しいお食事
インドの食事でSai10は生もの系に気を使います。最初のインド訪問時は、食あたりで苦しみました。日本の医者からはできるだけ菌を外に出すため、下痢止め服用は昼の仕事中のみとアドバイスされていました。その分、夜はのたうちまわっていました。
それ以来(どんな水から氷を作ったか不明という理由で)氷にも注意をしていたのですが、出張回数がかさみ、慣れてくるとFennyという地元酒をロックで飲めるようになっていました。今回も当時のまま、Whiskyをロックで注文してしまい、少し“しまった!油断した!”と思ったものです。エタノールで消毒されるから大丈夫かもしれない、ってことにしてロックのまま嗜みました。
勿論、カレー、タンドリーチキンは存分に楽しみました。インドのカレーは辛いものもありますが、上手にライスと絡めながら食べるそれなりに楽しめます。ベンガルールはインドでも南の方に位置しているのでナンより米が中心です。このお米から作られたライスにカレーを混ぜて食します。
帰国しました
インド出国は通常、深夜(0:30のFlight)です。インドでは誰一人マスクはしていませんでした。バンコクー羽田便からマスクを掛けることになり、“日本に戻るんだ”という感覚となりました。という訳で無事に帰国しました。体調も問題なく過ごせています。
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