4月は出会いの時期。Sai10が所属している会社にも新入社員が入ってきました。昨年の採用活動は所属会社にとってとても厳しいものでした。しかし、そのような社会情勢の中でこの会社を選んでいただき、社会人としてのスタートを切ることを決断してくださったことにとても感謝しています。
さて、昨年の4月は入社式直後にSai10がお話したことの一部を紹介しました。今回は、約1か月間の研修の後、Sai10経営幹部として、特に技術職で採用した社員にお話する機会があったので、その一部を紹介します。
自分の強み・弱みとどんな社会人になりたいか
Sai10の所属する会社は、新入社員に自己紹介カードなるものをA4一枚で記載していただきます。何を記載しても良い、としていますが、多くの社員は、氏名のほか①出身大学・学部、②卒論、修論の内容、③趣味、④長所・短所、を記述してきます。そこで、Sai10は、
“自身の強みと弱みを3つずつ挙げてください”
とお願いしました。
ここで、自己紹介カードに記載している”長所・短所”とSai10が挙げてほしい”強み・弱み”の違いを説明しました。”長所・短所”は、いわゆる性格や気質、あるいは後天的に身に付けた特性のようなものです。一方、Sai10が期待している”強み・弱み”とは”長所・短所”から
自分がどんな価値を生み出せるか(これが強み)、
ほんとは生み出したいが、それができていない価値(これが弱み)
のように”価値を生み出せる/生み出せていない”といった感覚で”強み・弱み”を表現していただきました。記載の仕方としては
〇〇の時に、△△するから、□□ができるのが強みである
というような表現を例として示しました。そして、最後に
“自身の強み・弱みを踏まえて、どんな社会人になろうと考えているますか”
を5分でまとめて、1分で最後の質問に対する発表を行う、ということをお願いしました。ここでは、その紹介は省きますが、新入社員の皆さんには、今書いた”強み・弱み”と”自分の考える社会人”、はずっと持っていて、時々振り返ると良いよ、とアドバイスしました。振り返るってみると“長所・短所”はあまり変わらないかもしれませんが、
”強み・弱み“は自身の成長によって変化する
思われるし、その変化に従って、”なりたい社会人“にも変化があって当然です。大切なことは、それらをきちんと記述してみること、と思います。
技術者としての活躍を期待する新社会人へ一言、二言。。
その後にお話ししたことは
一流の技術者になるには。。。
・直接の情報だけから良い発生は生まれない
・ひたすら”一流“と接触して、自分の”感性を磨いていく
AsIs-ToBe-Gapのお話
・ロンドンオリンピックの女子バレーボール銅メダル獲得を例にして、AsIsとToBeの単位とGapの単位は異なります。Gapとは解決すべき課題を意味しています。(https://blog-sai10-tm-consulting.com/asis-tobe-gap-2/)
プレゼンテーションの重要性
・プレゼンテーションの目的は、自分以外の人に自分の考えを理解してもらう、そして自分の属している領域の中で協力を得る、ことにあります
・良い仕事をしていれば、必ず見ている人(それは社内とは限らない)が居ます。
・自分から情報を発信しよう。報連相は大切です。その代わり、自分が与える情報は、その情報を受け取った人がどのように理解したか、が与えた情報となることを常に念頭におきましょう
必要以上に頑張らない その代わり、成長しよう
・箱根駅伝やW杯サッカー、WBCを見てもわかるように、まず、個々人が強くないとTeamとしても強くなれない
・ (資質は、努力で伸ばすことができる)Growth Mindsetで今まで解らなかったことが解るようになろう
というようなことをお話しました。
最後にSai10はあまりTVには詳しくないのですが、TVで聞いたいくつかのフレーズは現代社会人にも、十分に通用すると思っていて紹介しました。
“すべての現象には必ず理由がある” “実に面白い”
ドラマ ガリレオの湯川学博士の言葉。技術者には、刺さる言葉です
“過去の実績だけでなく、第一原理に基づいて判断する”
イーロン・マスク氏。安易に過去実績に捕らわれるのではなく、常に原理・原則に基づいて考える。技術者・研究者が常に心がけてなくてはいけないもの。自然を裏切ると必ず、品質にしっぺ返しが来ます!
“ボーっと生きてんじゃねーよ”
いわずと知れたチコちゃんのセリフ。これは子供から大人まで当てはまります
“慌てず 急いで 正確にな”
さらば宇宙戦艦ヤマト の中で騎兵隊長の斎藤始さんの最後のセリフです。これも年代、職業問わず、適応する言葉です
で本当の最後はSai10の決め台詞
Make it happen with our firm confidence!
で締めて、新入社員のこれからの成長を楽しみに期待していこうと思っています!!
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