Make it happen その2

経営

前回、Sai10のCatchphrase ”Make it happen with our firm confidence !”についての思いをお話ししました。すると、日経ビジネス2022年6月13日号に興味深い記事が掲載されていました。Sai10なりの解釈と”だから、Make it happen (仕掛ける) ですよね”と感じたので、述べてみたいと思います。

今問われている意識の変化とは

 日経ビジネス2022年6月13日号は、”氷河期世代をなめるな”という表題で氷河期世代(1993年~2004年に学校卒業期を迎えた世代₎についての特集を組んでいます。その中でSai10が興味を引いたのが2つの記事でした。

バスをどう使って目的地に行くか

 法政大学ビジネススクールの米倉誠一郎教授が、氷河期世代が経験した意識の変化を、バスを使って目的地にいく方法を使って、表現していました。ここでは、目的地に行くには、かつてはバスにただ乗れっていれば良かったが、今は自分でバスを運転する必要がある、というバスの活用を他人が運転するバスに乗るか、自分でバスを運転するか、の違いです。
 Sai10が興味を引いたのは、”自分で”という部分です。

意思を持つ

 もうひとつの記事は、3人の起業家の座談会でのSHIFT社長 丹下氏のコメントです。丹下氏は、意思を持つことの大切さとどのようなルールの下で活躍していくか、で違いが生じる、というコメントをされている理解しました。
 この中でSai10が興味を引いたのは、”意思を持つ”と”自分の中で”という部分です。

 米倉教授と丹下社長は共に、評論文でいう”二元論”を使って、 ” 自分でバスを運転する”、”自分の意思を持つ、自分の中でルールを作る”ということを示したかったと思います

やっぱり、”仕掛ける”ことが要るんだな

 上記の2つの例で共通する点は、”自分で意思を持って行動していく”ことだと思います。他人から、”これやれ、あれやれ”、”こうしろ、ああしろ”と言われる前に、自分の方から、”こうやってみよう”、”これをやるには、前もって、この点をクリアにしていこう”と考えてやってみると、仮に、想定どおりに以下なった場合(一般には”失敗”と言われることも少なくないと思います)、次はその想定を変える、前回の想定に至った経緯を変えてみる、という学習ができるわけです
 この”学習”ができることがSai10は大事に思っていて、そこに人が”成長する”機会があると考えると、”失敗”でもなく、”自身の成長に源泉”になります。これが丹下氏のいう”自分のルール”にすれば、やりがいにもつながります。では、”学習”する機会をもたらすものは何か?というと、Sai10は、自分から、”仕掛ける”、つまり “Make it happen with our firm confidence ! “と思います。昔から、
 天は自ら助くる者を助く (Heaven helps those who help themselves.)
と言うではないですか。”仕掛ける”ことには、地位、年齢、職種に無関係です。”仕掛け”ていって、想定外な結果だったら、ストーリーを変えて、やってみる。自分のストーリーのどの部分に不都合があったから、想定どおりにいかなかったか、謙虚に反省して次に進みます。
 

仕掛けた結果を捉えて、次に活かす・・・・これが成長

 今まで分からなかったことが分かるようになる。今まで知らなかったことを知ることができる。今まで、できなかったことができるようになった。みんな、”自身”の成長に繋がっています。”自身”には技術者はもちろん、営業担当や品質担当、製造や管理部門に所属している方全員に共通して言えることと思います。そうしていると、成功が見えてくる。楽しいと思いませんか?
 そして、これが会社の成長にも、もちろん寄与していきます。

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